50回忌のお布施や法要の正しいマナーについてご紹介!
法事や法要は行う年が決まっており、
近年は3回忌や7回忌を最後にしている方が多いです。
実は50回忌まであり、
最後の法要として弔い上げをする地域もあります。
今まで行ってきた法要とは内容が異なるため、
お布施など基本的なマナーについてご紹介していきます。
50回忌は3回忌などの法要と異なる?
亡くなってから満1年目に行う法要を1周忌と言い、
その後は満年数から1年引いた年に法要を行います。
50回忌は満49年目に行われる年忌法要で、
この数字が重要視されています。
最後に行う法要で「弔い上げ(とむらいあげ)」と言い、
地域によっては33回忌に行う場合もあるため、
地域の風習に従いましょう。
また、弔い上げは最後の法要ということもあり、
規模を大きく盛大に行うことが多いです。
そのため、50回忌に参列する場合は正しいマナーを守ってください。
50回忌の服装のマナーは?
50回忌の参列者は平服で施主は略喪服が一般的です。
喪服は正喪服・準喪服・略喪服があり、
略喪服はダークスーツやワンピースのアンサンブルスーツなどを着て参列します。
お通夜や葬儀とは異なるため服装のマナーは緩くなりますが、
派手でカジュアルな服装はマナー違反となるため注意しましょう。
男性
・黒や紺のスーツに白のYシャツ
・ネクタイは地味なカラー
・靴下は黒以外でも可能ですが暗めのカラー
・黒の革靴
女性
・黒や紺、グレーのワンピースやスーツなど
・一連のパール系のアクセサリー
・黒のストッキング
・黒のパンプス
・ネイルは落とす
・小物は光物NG
50回忌のお布施について
金額相場
50回忌の法要で僧侶にお布施を用意しないといけません。
弔い上げのお布施の相場は1万円から5万円です。
今まで行ってきた年忌法要と金額は大きく変わりません。
そのため、いつも通りの金額で問題ありませんが、
地域によって盛大に行うこともあるため、
地域の風習に合わせて準備しましょう。
お布施の書き方
50回忌のお布施の書き方は、
宗教によって異なります。
・仏教は「御布施」または「お布施」
・浄土真宗も「御布施」
・キリスト教は「御礼」
・カトリック「御ミサ料」
・プロテスタント「記念献金」または「召天記念献金」
・神道は「御礼」または「御祭祀料」
50回忌のお布施の渡し方について
50回忌の法要が終わったら挨拶を兼ねて僧侶にお布施を渡すのが一般的です。
一番丁寧な渡し方はお盆にのせて僧侶に渡す方法です。
もし、お盆がない場合は袱紗に包んで、
渡す直前に取り出すのが基本的なマナーです。
必ず感謝の気持ちを込めて一言でよいですから、
お礼を口にしてからお布施を渡すようにしてください。
また、お布施以外に「お車代」を渡さないといけません。
表書きは「御車代」と書き相場は5千円から1万円程度です。
もし、会食に僧侶が参加されないときは、
「御膳料」も渡さないといけません。
金額の相場は5千円から1万円程度ですから、
渡し方のマナーに従って準備しましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
50回忌は弔い上げと言ってとても大切な法要であることがわかりました。
ここまで親族が一緒に集まることができたお祝いの意味もこもっていますから、
大切な法要です。
親族が多く参加しますが、
正しいマナーを守って行ってください。