お盆のお供え物の選び方!花やお菓子、果物は何を供えるの?
天に昇った亡くなった先祖がお墓のある地に戻ってくるお盆は、
ご先祖様を供養する大事な時期です。
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お盆休みがあることからお盆は8月のイメージを持つ人が多いですが、
実際は東日本と西日本で時期は異なります。
東京など東日本では新盆である7月13日から16日、西日本や北海道では
月遅れの8月13日から16日に行われます。
東日本では新暦に合わせて7月に行われますが、旧暦を重視する地域、
または農作業が忙しい時期をずらすためにひと月遅れの8月に行う地域があるため、
お盆の時期は地域によって異なります。
お盆にはお供え物が必要ですがどのようなものを揃える必要があるのでしょうか
どのようなものが適しているのか、これからご説明します。
仏花
出典:www.naturalcare87.jp
仏花の定番は菊です。
菊以外にはリンドウ、キンセンカ、カーネーションなどがおすすめですが、
基本的に色は白色系のものに統一することがおすすめです。
花を供えるところは2箇所ありますから、2つを一対にしてそろえましょう。
最近では、仏花として亡くなった方が好きだった花と菊を合わせて
ブリザーブドフラワーを供えるのも人気となっています。
ブリザーブドフラワーならば、いつまでもきれいなまま長持ちしますよね。
盆菓子
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砂糖で出来た落雁を供えます。蓮の花の形が一般的です。
一つ一つがビニールで包まれていますから、
お墓の前に供えておいても虫がつく心配はありません。
丸い果物
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お供えには丸い果物が良いとされています。
一番のおすすめはスイカですが、メロンや桃など、丸い果物で
ご先祖様が好きだったものを供えましょう。
丸い果物は切らずにそのまま供えてください。
盆菓子以外のお菓子
袋菓子、豆菓子、おつまみなど、どのようなお菓子でもよいのですが、
お盆が終わった後、家族で食べられるものをご用意ください。
飲料
お酒でもジュースでも、お好みのものにしてください。
コップに入れてお供えすると虫が寄ってきてしまいますから、お酒ならば缶、
ジュースはペットボトルをそのまま供えることをおすすめします。
惣菜
かぼちゃやへちま、おそうめんなど、夏野菜を使ったお惣菜がおすすめですが、
普段食べているものをお供えしましょう。
お団子
お団子は、ご先祖様が天に帰るときのおみやげにするものといういわれがあります。
お団子の種類に決まりはありません。
あんこのついたお団子やみたらし団子など、おこのみでご用意ください。
きゅうりの馬となすの牛
お盆のお供え物として定番なのがきゅうりの馬となすの牛です。
ご先祖様が早く帰ってくるようにきゅうりの馬、
ゆっくり戻るようになすの牛を用意します。
きゅうりの馬となすの牛について、詳しくはこちら。
【関連記事】お盆のきゅうりの馬となすの牛の作り方と供える向きは?どうやって処分するの?
お盆を迎えて用意するものはたくさんあって、
初めての新盆を迎えるときは特に何をどのぐらい用意したら良いのか、
困ることもあるでしょう。
しかし、ご先祖様が帰ってくるのは一年に一度しかありません。
ご先祖様が何を供えたら喜んでくれるか、考えながら用意するのは
とても楽しいですよ。
いつも私達を見守ってくれているご先祖様に、
出来る限りのおもてなしをしてあげましょう。
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