【ながい黒獅子まつり2014】長井の獅子舞はなぜ黒い?由来や見どころを徹底解説!
『黒獅子』とは?
『黒獅子』とはその名の通り黒く、目玉が丸く飛び出ており、
眉が目玉の後方に位置している獅子舞の事です。
安産や火伏せ、厄除け、子供の成長など、
様々な祈りや願いを込めてこの黒獅子が各地区の一軒一軒をねり歩き、
払い清めます。
毎年5月下旬には、山形県西置賜地方・長井市内の神社の
黒獅子舞が一同に会する『ながい黒獅子まつり』が行われます。
今回は黒獅子舞と、このながい黒獅子まつりについてお話していこうと思います。
ながい黒獅子まつり2014の日程は?
このお祭りは平成2年から行われており、毎年5月下旬の土曜日に開催されます。
2014年(平成26年)の日程は前夜祭が5月23日(金)、本祭が5月24日(土)です。
当日は売店や桟敷席も準備されていますので、
ゆったりと食事をしながら勇壮な舞を見る事も可能です。
黒獅子の由来
黒獅子の発祥については諸説、様々な伝説があり、
そのどれもが確証に至るだけの証拠が不十分である、
というのが現状です。
また、一般的に知られている獅子舞の頭が赤色(赤獅子)なのに対し、
山形県西置賜地方の獅子舞が黒い理由についてですが、
これもよく分かっていません。
ただ、赤獅子の性別は実は雌で、黒獅子は雄なのだそうです。
獅子舞に性別があったとは……驚きです。
通常の獅子舞は赤。これは「雌」?
出典:shop-pro.jp
長井の黒獅子。ということは「雄」ですね。
言われてみると、赤獅子と比べて顔立ちもりりしく、男らしいような?
出典:www.city.nagai.yamagata.jp
黒獅子舞の言い伝え・ご利益とは?
長井市の黒獅子舞の由来は諸説あります。
その中でも『総宮神社』がある宮地区では、
昔から野川の洪水に悩まされた土地だった事、
『卯の花姫伝説』という悲しい龍神伝説が地域に残されている事から、
黒獅子舞には村を水害から守り、豊作を祈るという村人の
切なる思いが込められてきたと伝えられています。
その他、無病息災や家内安全、五穀豊穣などなど、
ご利益が盛り沢山です。
頭に噛みついて幼い子供を泣かせるだけではなかったというわけですね(笑)
出典:yamagata-np.jp
ながい黒獅子まつり2014の見どころは?
祭りの前日から前夜祭が行われ、
参加する神社の獅子頭の展示や太鼓体験などが行われます。
当日は昼と夜の部に分かれており、昼の部(12時~13時頃から)では
子供による獅子踊りや子供獅子舞、数社の黒獅子舞が披露されます。
夜の部では会場と市内目抜き通りを真っ黒な黒獅子がねり歩きます。
【動画】Mydiary-HD 徒然散歩〜長井の黒獅子
出典:youtube
他の地方から行っても見物や参加はできる?
毎年他の地方から来る見物客が多く、
その奥深さに感動して再度訪れる方も少なくありません。
各神社の黒獅子舞の違いを見つけたり、
伝統文化を受け継いだ子供達の獅子舞を観たり、
その楽しみ方は人それぞれです。
舞手となって実際に獅子舞を動かす事は出来ませんが、
舞手と観客が一体となって盛り上げるのが長井黒獅子祭りです。
眺めるだけでも十分満足出来る事と思いますよ。
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