お腹やみぞおちがキリキリ、シクシクと痛い!4つの症状別の原因と治し方

お腹やみぞおちがキリキリ、またはシクシク痛む時ってだれでも経験したことがありますよね?

急に痛くなってもトイレにかけこんだらすっかり治って元気になることもあります。

 

しかし、トイレに行ってもまだ痛みが続く時は要注意です。

痛みが続いたら我慢してはいけません。

もしかしたら大変な病気が隠れていることもあります。

 

悪化して後から大変なことにならないために、考えられる病名や症状、

治療方法や再発防止策についてご説明します。

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出典:http://www.pakutaso.com/#fs-result_1390545546617

 

急性胃炎の場合

 

急性胃炎日常起きやすい病気の一つです。

胃の粘膜がさまざまな原因によって炎症を起こしたことにより引き起こされます。

 

主な症状として、胃のあたりの不快感キリキリした痛み、むかつき、嘔吐、食欲不振

があります。

急性胃炎を引き起こす原因で考えられるものは以下のとおりです。

 

・アルコールやコーヒー、香辛料や冷たいものなど刺激あるものを過剰摂取

・アスピリンや抗生物質など薬の副作用

・ストレス

・タバコの吸い過ぎや不規則な生活

・風やインフルエンザの感染症

・牛乳や卵などのアレルギー

 

原因がわかってる場合は原因を取り除き、症状に合わせて薬を飲みます。

水分はぬるま湯で補い、半日から1日は絶食します。

 

そしておかゆやうどんなどやわらかいものから食べるようにして、普通食に戻していきます。

アルコールやコーヒー、カレーはしばらく控えましょう。

 

たいがいはこれで治りますが、激しい痛みや嘔吐などがある場合、

症状が繰り返される場合は専門医をたずねましょう。


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慢性胃炎の場合

 

胃が慢性的に炎症を起こしてキリキリしくしく痛む場合は慢性胃炎です。

症状としては、常に胃に不快感があり、空腹時にいつも傷んだり、

食欲不振や吐き気などがあります。

 

慢性胃炎の原因として考えられるものは、過度の喫煙や飲酒が続いた場合、

加齢、ビロリ菌の感染です。

慢性胃炎を治療する場合は、まずバリウム検査や内視鏡検査で胃の中を調べます。

 

炎症の程度によって、治療は異なります。

慢性胃炎の薬は胃酸の分泌を抑える薬、そして胃腸機能を調整する薬です。

 

薬は必ず飲み続けてください。

そして胃に負担がないよう、規則正しい生活を送るようにしましょう。


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胃潰瘍の場合

 

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出典:http://sozai.kingyomon.com/health/437/

 

みぞおちの鈍い痛みに胸焼けや酸っぱいゲップ、そして出血が伴うときは

胃潰瘍が考えられます。

胃潰瘍の症状は食事中や食後に現れます。

 

みぞおちから左にかけての鈍痛、胸やけやゲップ、そして黒褐色の吐血や

コールタールのような黒い便が出たら要注意です。

胃潰瘍の原因は、過労やストレスが多いです。

 

自律神経が乱れると胃酸と胃粘液のバランスが崩れて潰瘍ができます。

また、降圧剤や解熱消炎鎮痛剤の服用を続けていると胃潰瘍が起きることもあります。

 

バリウム検査や内視鏡検査で潰瘍が見つかり、その組織にがん細胞がない場合は

胃潰瘍です。治療としては、胃酸を抑える薬と食事療法です。

 

胃に穴があいていなければ手術は必要ありません。

ピロリ菌に感染した場合は、薬で除菌します。


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胃がん

 

【動画】早期の胃がんは内視鏡で治ります

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がんによる死亡率の中でも、胃がんは第2位にあたる病気です。

胃粘膜細胞が傷ついてがん細胞に変異したことによって起こります。

 

胃がんは初期症状が殆どありません。

みぞおちのキリキリした痛みや吐き気、胸焼けなどが症状ですが、

胃炎や胃潰瘍と似ていてわかりにくいです。

 

胃がんの原因としては、ピロリ菌や生活習慣だと言われています。

偏食がちだったりストレスが多い生活をしたりしている、または酒や煙草、

コーヒーの量が多い、または遺伝も原因の一つです。

 

胃がんの治療はバリウム検査や内視鏡検査、そして他の臓器に転移していないか

見るために超音波検査やCT検査から始まります。

 

早期の発見であれば内視鏡で治療でき、がんの切除やレーザーの照射、

抗癌剤やエタノールの注入でがんの細胞を取り除きます。

 

リンパ節への転移や進行しているがんについては外科手術で胃を切り取ります。

転移していれば周辺の臓器も切り取ります。

再発を防止するために手術後も2ヶ月から3ヶ月に1回は検診を受けます。

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