慢性胃炎と口臭の関係は?口臭改善の秘訣はコレ!
歯周病や虫歯でもないのに口臭が強いときは消化器に原因があることが多く、
その一つが慢性胃炎です。
慢性胃炎と口臭にはどんな関係があるのでしょうか。
また慢性胃炎は何が原因となって起こるのでしょうか。
治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。
早期発見が必要と言われる慢性胃炎についてお知らせします。
慢性胃炎と口臭の関係は?
慢性胃炎の症状の一つに胃もたれがあります。
胃もたれは胃酸が少なくて食べたものを消化することができずに
胃の中に食べ物が残った状態です。
残った食べ物は胃の中で発酵し、
その匂いが食道と通じて口の外に出てしまうと口臭になります。
慢性胃炎を起こす原因にピロリ菌がありますが、
ピロリ菌が胃の中にいると胃酸が薄くなるために、胃が大量の胃酸を分泌します。
そうなると胃酸過多になり、酸の匂いから強い口臭となることもあります。
また、慢性胃炎になると舌に舌苔という汚れが付くこともあり、それも口臭の原因になります。
慢性胃炎の原因は?なぜ早期発見が必要?
慢性胃炎の原因ははっきりと特定されていません。
胃粘膜が傷ついたことによって胃炎が引き起こされることから、
アルコールやコーヒー、香辛料、塩分のとりすぎ、など偏った食事やストレス、
薬の副作用が原因だと言われてきました。
しかし、最近になって慢性胃炎を引き起こす原因のほとんどがピロリ菌だと
いうことが発覚しました。
酸が強いために菌が長く生き残れない胃の中ですが、ピロリ菌は酸に強いのです。
出典:http://medical.i-illust.com/image_1540.htm
ピロリ菌に感染した胃の粘膜は炎症が起こって、
時間をかけてゆっくり進行し、慢性胃炎を引き起こします。
ピロリ菌は胃がんとの関係も指摘されています。
感染した人すべてが胃潰瘍や胃癌を発症するわけでなく、
ピロリ菌に感染した2%から3%が胃潰瘍、0.5%が胃がんになると言われています。
慢性胃炎は胃がんにならなくても、長く続けば萎縮性胃炎を引き起こしますから、
なるべく早く発見することが必要です。
慢性胃炎の治療は?生活はどう改善する?
出典:http://www.pakutaso.com/20130433116post-2677.html
ピロリ菌以外の原因による慢性胃炎の場合は食生活を改善し、
心身のストレスをなくすよう心がけましょう。
胃に負担がかからないよう神経を休ませましょう。
ピロリ菌が原因で慢性胃炎となった場合は、
殺菌作用のある抗生物質を飲むことが必要です。
医師の指示を仰ぎましょう。
慢性胃炎を治すためには食生活をどう変える?
食生活の改善についてですが、暴飲暴食を控えることはもちろん、
コーヒーや紅茶、また香辛料などの刺激物などを控えましょう。
慢性胃炎の時におすすめの食事メニューについてはこちら
【関連記事】慢性胃炎の時にとりたい食事・避けたい食事は?おすすめレシピ付
身体のどこかに痛みがあるということは辛いものですが、
そのおかげで早目に不調に気づくことができます。
症状が深刻化する前に、消化に良い適切な食事で胃を休ませ、
心身ともにリラックスして過ごしましょう。
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