逆流性食道炎の原因と症状とは?こんな食事が危ない!

「むねやけ」が1ヶ月以上続く。

胃もたれ、胸の痛み、のどがおかしいなどの症状がある。

 

酸っぱい胃液がこみあげてくることがある……

そんな症状に心当たりがある方は、もしかしたら逆流性食道炎かもしれません。

 

今回は食生活やライフスタイルの変化で患者数が増えているという

逆流性食道炎について、ご紹介したいと思います。

逆流性食道炎とは?

 

食道は、口から入れた食べ物を胃に送るための管です。

 

胃の中では、食べ物を分解するために酸性度の強い塩酸(胃酸)と

消化酵素が含まれる胃液が分泌されています。

 

通常、食道と胃の間は下部食道括約筋によって閉じられていて、

食物を飲み込んだ際にのみ開くので、

胃の内容物が食道に逆流することは無いようになっているのですが、

 

何らかの原因でこの括約筋を越えて胃酸が食道に逆流してしまうと、

酸に対する防御機能を持たない食道の粘膜は胃酸によって炎症を起こしてしまいます。

 

また、胃液に含まれる消化酵素も食道を傷つけます。

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出典元:http://nitani.net/ichou/diary/ien.html

 

この逆流が繰り返し起こると食道粘膜にただれや潰瘍が生じ、

胸焼けや呑酸が続くなどの「逆流性食道炎」の症状となって現れるのです。

 

逆流性食道炎の症状

 

逆流性食道炎では次のような症状が考えられます。

 

・胸やけ/呑酸(どんさん)

 

胸のあたりに焼けるような不快感を覚える胸やけが起こります。

また、喉元まで酸っぱい液体が上がってきてゲップが出る

「呑酸(どんさん)」という症状が現れることもあります。

 

ひどい場合は嘔吐してしまうことも…

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出典元:http://www.sakurakouen.com/025/025_1/

 

・胸の痛み

 

胸がしめつけられるような、狭心症にも似た痛みが起こります。

 

・咳・喘息

 

逆流した胃液が喉や気管支、食道の粘膜を通して神経を刺激することで、

咳や喘息を起こすことがあります。

 

・喉の痛み・声枯れ

逆流した胃液に喉が炎症し、痛みや違和感、声枯れを起こすことがあります。

 

逆流性食道炎を起こしやすい方とは?

 

逆流性食道炎を起こしやすい方としては脂肪分やタンパク質の

多い食事をしている方、過食の方、高齢者や背中の曲がった方、

肥満の方などが挙げられています。

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出典元:http://www.逆流性食道炎治療.net/genin/cause.html

 

脂肪分の多い食事や過食は下部食道括約筋を弛ませ、

胃液が食道に逆流しやすい状況を作ってしまいます。

 

加えて脂肪分を多く摂取すると胃酸の分泌量も増えるので、

更に胃液の逆流が起きやすくなります。

 

タンパク質の多い食事は消化するまでに時間がかかり食べ物が

胃に長く留まるので、胃液の逆流が起きやすくなります。

 

高齢者は下部食道括約筋の動きが悪くなること、

また食道の蠕動運動や唾液の量が少なくなり

 

逆流してきた胃液を胃の中に戻すことができなくなることから

逆流性食道炎を起こしやすくなると言えます。

 

背中が曲がっている方はつねにお腹を圧迫している状態になり、

胃の中の圧力が高くなることから胃液の逆流が起こりやすくなってしまいます。

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出典元:http://www.mrs-angel.com/entry2.html

 

肥満の方は逆流性食道炎の原因のひとつである食道裂孔

ヘルニアになりやすいことと、

 

腹圧が上がることで胃液が逆流しやすくなることから、

逆流性食道炎を起こす可能性があると言われています。

 

予防のために改めたい食事習慣、生活習慣とは??

 

前章でも書いた通り、脂肪分やタンパク質の多い食事は逆流性食道炎の原因となります。

脂っこいものや肉ばかりの食事習慣は改めるようにしましょう。

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出典元:http://kokuhoren-wakayama.or.jp/contents/insurer/habits.html

 

消化の悪い食べ物を大量に摂取することも、胃酸の増加につながります。

また過食をやめ、食事の際には腹八分目を心がけることも大切です。

 

アルコールやコーヒー・緑茶などに含まれるカフェイン

胃酸の分泌量を増やしてしまうので、

こちらも過剰な摂取は控えてください。

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出典元:http://torendo.org/caffeine-2-2133

 

生活の中では姿勢に気を付けることが非常に大切です。

前かがみの背中が曲がった姿勢では、胃を圧迫してしまいます。

 

猫背気味の方は正しい姿勢を身に付けるように心がけましょう。

またご飯を食べてすぐ横になる癖がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

食後の3時間くらいは胃の中のものが逆流しやすい状態ですので、

食後のごろ寝や寝る直前の食事は要注意です。

 

おわりに

 

脂っこい食事や食べ過ぎ、コーヒー・アルコールの過剰摂取に食後のごろ寝。

身体に悪いと思いながらもついついやってしまうことが、

やはり病の原因になっているんですね…

 

胸やけや不快感が続いている方はこれを機に生活習慣

見直してみてはいかがでしょうか。

 

もちろん、病院での受診もお忘れなく。

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