水疱瘡の原因と症状、潜伏期間は?いつまで人に感染する?
水疱瘡とは?
『水疱瘡』とはウイルス感染症の一種であり、
発熱と全身に強いかゆみを伴う発疹が特徴です。
その発疹が徐々に変化して水ぶくれとなり、膿がたまり、
そしてかさぶたに変わるのも水疱瘡ならではの症状です。
一般に『水痘』とも呼ばれています。
主に乳幼児や子どもによく見られる感染症であり、
水疱瘡にかからない子どもはほとんどいないとまで言われています。
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また、成人以後の発症は20~25歳前後に多く見られ、
稀に50歳代で発症するケースもあるようです。
水疱瘡の原因と感染ルート
水疱瘡の原因は、ヘルペスウイルス科の水痘・帯状疱疹ウイルスによるものと
されています。
非常に強い感染力を有し、患者と同じフロアにいるだけで簡単に感染してしまいます。
その主な感染ルートとして、ウイルスを含有する飛沫・咳による空気感染が挙げられます。
患者が排出した小さなウイルスは塵や埃と共に室内を飛散し、
そのウイルスを一定数以上吸い込むと感染してしまうのです。
また、かさぶたになっていない状態で患者の皮膚に触れても感染する可能性があります。
患者に触ると接触感染し、触れなくても空気感染する。
それが水疱瘡の恐ろしいところです。
出典:wikimedia.org
水疱瘡の潜伏期間
潜伏期間は10日~21日、およそ2、3週間です。
潜伏期間を過ぎると、全身に直径3~5mm程度の発疹が数日かけて徐々に現れます。
成人の場合は発疹が出る1、2日前から発熱と倦怠感を伴う事があります。
初期症状からかさぶたになるまで
①発疹
出典:www.mizuboso.jp
まず初めに、小さく平らで赤い発疹が現れます。
これは『丘疹』と呼ばれる小さな発疹で、腹部や顔、背中に現れる事が多いようです。
目に見える程度の小さな発疹ですから、この段階では虫さされや汗疹とも区別がつかず、
はっきりとした診断は出来ません。
②水ぶくれ
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発症してから数時間後、発疹は徐々に大きくなり、3mm~5mm程の水ぶくれへと変化します。
③白い膿
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水ぶくれに変化してから24時間程で、白い膿を持つようになります。
この時、水ぶくれを爪で引っ掻いて潰すと細菌が付着し、化膿して痕が残る事があります。
もし引っ掻いてしまった場合はきちんと消毒し、子供の爪も短く切っておきましょう。
④かさぶた
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膿を持った水ぶくれは3、4日程で乾き、かさぶたに変わります。
①~④のように、発疹は水ぶくれに、水ぶくれは膿を持った後かさぶたに変化し、
そして治癒します。
しかしながら、発疹は一つに限らず様々な状態の発疹が混在する事になりますので、
水疱瘡が完治したと言えるのはその全てがかさぶたになった時です。
発疹がかさぶたになるまでに、発病から7日程度かかると言われています。
そして全てのかさぶたが剥がれ落ちるまで約3週間程度かかりますので、
元通りの身体になるには実質4週間かかる計算になります。
水疱瘡はいつから人に感染する?
水疱瘡の発症原因である水痘・帯状疱疹ウイルスの潜伏期間は、
一般的に10日~21日間程度、長くても3週間程度であると言われています。
この間、症状が現れる前の潜伏期間から完治するまでの間は、
二次感染をもたらす危険性があります。
患者や感染した可能性のある人と接触する際は注意するようにしましょう。
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