犬からも感染?SFTSウイルスの予防法と、マダニに咬まれた時の正しい処置法

SFTSウイルスの感染ルートは?

 

SFTSウイルスとは、重症熱性血小板減少症候群ウイルス(Severe fever

with thrombocytopenia syndrome virus)の略称です。

 

多くの場合、SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれる事によって

ウイルスが人間に感染します。


関連記事:【殺人ダニ】マダニが媒介するSFTSウイルスとは?その症状や予防法、治療法は?

そのため、マダニの活動期である春から秋にかけて患者が発生する傾向にあります。

その他、SFTSウイルスに感染した患者の血液や体液、排泄物との

直接接触による感染も報告されています。

 

せきやくしゃみなどによる飛沫感染や、空気を介しての感染は今のところ

報告されていません。

 

飼い犬と散歩に出た際、に付着した大量のマダニが原因でSFTSウイルスに

感染するケースもあります。

一応警告しておきますが、マダニがどのように付着しているかを

画像で見たい方は、覚悟を持って検索して下さい。

相当ショッキングな画像ばかりです。

 

出典:ameba.jp

 

 

マダニに咬まれないための予防法

 

マダニは一般的に知られているダニとは異なり、野外に生息しています。

山や畑、草むら、藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、

長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴などを着用して肌の露出を減らし、

マダニに咬まれないようにしましょう。

 

帰宅後はすぐに衣服をはたき入浴でマダニを洗い流します。

衣服もすぐに洗濯してしまいましょう。

 

残念ながら、マダニ用の忌避剤は海外では販売されていますが、日本では

まだ市販されていません。

ただ、ツツガムシ用の忌避剤が、マダニにも一定の効果をあらわすことが

確認されています。

 

出典:www.nikkei.com

 

マダニに咬まれたときの正しい処置法

 

もしマダニに噛まれた場合、無理に取らないように。

ダニは皮下に前脚と頭部を深く食い込ませており、無理やり取ろうとすると

その部分がちぎれて皮下に残り、そこから病原体を取り込む恐れがあるのです。

 

もし自分の肌にマダニが付着しているのを見つけたら、そのまま病院(皮膚科)

駆け込むか、あるいはその上からワセリンをたっぷりと塗って下さい。

塗布後、15分から20分程でダニは窒息死しますので、自然と体から落ちます。

 

無理矢理にでも取ってしまいたい、という方はピンセットを使うようにして下さい。

絶対に手で取ろうとしないで下さい。

 

【動画】ダニ(ヤマトマダニ)を抜く

YouTube Preview Image

出典:youtube

他にもタバコの火を近づけたり、熱湯をかけたりして引き剥がす方法もありますが、

その際は火傷に注意して下さい。

 

マダニが血を吸い終わるまで待つ、という手もありますが…。

ダニは1週間ほど血を吸い続けますから、そんなに気長に待っている時間があるなら

病院にでも行った方が得策ですね。

 

マダニを上手く引き離したら、そのダニは身動きが取れないように

テープなどで巻いてしまうか、ライターで焼いてしまいましょう。

潰すと体液や卵が飛び散ってしまいますので、間違っても潰してしまわないように

注意して下さい。

 

咬着してから24時間以内にマダニを引き抜けば、SFTSウイルスに感染する確率は

低いと言われています。

マダニに咬まれた時は、なるべく素早く対処しましょう。

それがSFTSウイルスの予防にも繋がります。

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