お盆に作るなすやきゅうりの精霊馬の飾り方は?どちらが前?
お盆に飾るなすやきゅうりで作る精霊馬。
ご先祖様をお迎えして、また送るための乗り物として作られる精霊馬ですが、
形を見ますとなんとも言えず可愛らしいですよね。
精霊馬はなすやきゅうりに割り箸をさすだけで簡単にできることから、
子供たちと一緒に楽しみながら作ることもできますが、
できあがった精霊馬を見て、どちらが前?どちらが後ろ?と悩む方は多いです。
なすやきゅうりの精霊馬の頭はどちら側なの?
なすやきゅうりの精霊馬はどこにどうやって飾ればいい?
作った精霊馬をどうやって飾ったらよいかわからない、
という方のために、精霊馬の向きと飾り方について調べました。
なすやきゅうりの精霊馬の頭はどちら側なの?
出典:https://www.ac-illust.com/
なすやきゅうりに割り箸で四本の足をつける精霊馬ですが、
脚をつけて置いてみると、下手の方はお尻?それとも頭?どちらかわかりません。
なすやきゅうりの形によっては、
どちらを頭にしてもいい感じのものもありますから、
作るときもどちらを頭だと思って作ればよいか迷いますよね。
宗派によって考え方は異なる場合もありますが、
精霊馬はたいていへたの部分が頭になっています。
たしかになすやきゅうりがなっている様子を考えますと、
へたの部分が上になりますから、
へたを馬や牛のお尻にするのはなんとなくおかしな感じがしますよね。
へたの部分をお尻にしたほうがしっくりくる形のなすやきゅうりもあります。
けれど、一般的にはへたの部分は頭になりますから、割り箸をさして足を作る時に、
へたに近い方は、前足に見えるように長さを調整するなどして工夫しましょう。
きゅうりの場合は、おしりになる部分に
とうもろこしの毛で尻尾を作ると、前後ろがはっきりわかるようになりますよ。
なすやきゅうりの精霊馬はどこにどうやって飾ればいい?
出典:https://www.ac-illust.com/
精霊馬の飾り方は、地域によって、
または宗派によって異なりますが、飾る場所は盆棚が一般的です。
それ以外にはご先祖様は玄関から入ってくることから
玄関に向けて飾る家庭も多いです。
なすやきゅうりの精霊馬はご先祖様をお迎えするときと
ご先祖様を送るときでは向きが異なります。
ご先祖様をお迎えする時は家に入ってもらうことになりますから内側に向けて置きます。
そしてご先祖様を送る時は、家からお見送りすることになるため外側に向けて置きます。
つまり、ご先祖様が来る方角、そして帰る方角に
精霊馬の向きを合わせるというわけです。
玄関の位置を考えず、方位を考えて向きを決める場合もあります。
ご先祖様はきゅうりの馬に乗って東からやってきて、
なすの牛に乗って東に帰って行く、という考え方から、
きゅうりは西向きに置き、なすは東向きに並べます。
精霊馬に対する一般的な考え方はこうなっているのですが、
宗派によっては精霊馬の向きがまた違う場合があります。
どうやって飾ったらよいか本当のところを知りたいという方は、
自分の宗派ではどのように置くのが適切なのか、
よくわかっている年長者に確認しましょう。
ご先祖様をお迎えしなくても季節の工作として
精霊馬を家族で作ろうという家もあるでしょう。
家族で作って楽しむだけならば特に
精霊馬の向きを気にする必要はないかもしれませんが、
せっかく作ったのですから飾るときもきちんと向きを考えて飾るようにしてください。
精霊馬の作り方や処分方法・地域ごとの違いを知るならこちら!
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きゅうりの馬となすの牛が同じ向きで置いてあったら、
精霊馬のことをよく知っている年長者の方が見ればがっかりしてしまうでしょう。
お盆の時期は遠方からも親戚の方が集まることも多いです。
そのとき、子供たちが作った精霊馬の飾り方がおかしいと、
年長者の方に陰口を叩かれてしまうかも。
そんなことにはならないよう、適当には置かないで
向きには気をつけるようにしてくださいね。