お盆の定番!なすやきゅうりの精霊馬の作り方は?
ご先祖様をお迎えするために
お盆の前にはいろいろ準備が必要ですが、
どこの家の冷蔵庫にもだいたいある
なすやきゅうりを使って作るものと言えば精霊馬です。
おじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに行った時に
精霊馬があったことは覚えているけれど、
精霊馬を自分でも作ってみたいという方もいらっしゃるでしょう。
精霊馬を作る時に特別なものは必要ありません。
家にあるものばかりですから、思い立ったらすぐに作れるかも?
精霊馬はどうやって作るの?というかたのために、
精霊馬の作り方についてお話します。
精霊馬を作る時に用意するものは?
出典:https://www.photo-ac.com/
・なす
・きゅうり
・割り箸
なすはふっくらした形から牛に見立てて作ります。
そしてきゅうりはすらっとしている形から馬に見立てて作ります。
どちらも動物ですから、動物らしく見えるように
まっすぐなものよりも少し曲がったものを用意しましょう。
割り箸は精霊馬の足の部分になります。
大きめのなすやきゅうりを使って
精霊馬を作るのであれば割り箸はそのままでも良いですが、
小さめのなすやきゅうりに割り箸をそのまま使うと、
精霊馬の足が長すぎて不格好になってしまいます。
割り箸は、使うなすやきゅうりの大きさに合わせて
長さを調節しておくと良いですよ。
または、割り箸では少し大きすぎるようならば、
割り箸を辞めて爪楊枝やマッチ棒などを使いましょう。
ナスやきゅうりを使ったお盆の精霊馬の作り方は?
出典:https://www.photo-ac.com/
きゅうりとなすにバランスよく4本足で立つように、割り箸をさす。
4本足でバランスよく立つように
場所を調整して割り箸をさすことはけっこう難しいです。
大丈夫だろうと思って4本足を作っていざ立たせてみると、
グラグラして倒れてしまうなど不安定なことは多いです。
だからといって何回も場所を変えて割り箸をさすことを繰り返していると、
なすやきゅうりが穴だらけになってしまって大失敗してしまいます。
慎重にバランスを見ながらさす場所を決めるようにして、
ここだ!と思ったら迷わず一気にさすようにしてください。
きゅうりは水気がありますから、
つきさしたら液がぴゅっと飛び出すかも。
それでも躊躇せず思い切って突き刺してくださいね。
これだけで精霊馬は完成ですが、
もう一つ何かプラスしたいという方は、
きゅうりの馬に尻尾をつけてはいかがでしょうか。
きゅうりの馬のしっぽはとうもろこしのヒゲを使います。
きゅうりのお尻の部分に切込みを入れて、
とうもろこしのひげを差し込みましょう。
ふさふさした立派なしっぽができれば、
きゅうりの馬も格好良くなりますよ。
今、ご紹介したものは基本の精霊馬の作り方です。
しかし、精霊馬にはこれでなければならないという決まりが無いようで、
最近では車型にしたり、自転車やバイク型にするなど、
現代的な精霊馬を作る方も出てきました。
ここまできますと、精霊馬はお盆のためのお供え物というよりも、立派な飾り物です。
工作が好きな方は、ちょっと変わった
精霊馬づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ご先祖様の乗り物という意味で作られるなすやきゅうりの精霊馬ですが、
基本の形なら4本割り箸をさすだけですから簡単に作れますね。
刃物を使う工作ですと子供たちと一緒に作る時は
かなり用心しなければいけませんが、精霊馬ならば心配はいりません。
お盆の時期は暑くて外に出るのも嫌な時期です。
夏休みで子供たちも家にいることが多いですから、
昔から行われているお盆ならではの工作として、
なすやきゅうりを持ってきてみんなで精霊馬を作ってみてはどうでしょうか?
精霊馬の飾り方や処分方法・地域ごとの違いを知るならこちら!
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家族みんなで作ったなすやきゅうりの精霊馬は、同じ材料で作っても、
それぞれ違う味のあるものに出来上がっているはずです。並べてみると可愛いですよ。