帯状疱疹後神経痛の治療方法と治療期間は?
帯状疱疹の症状がもう収まったのに、皮膚の表面や奥に痛みが残っている、
それも持続的な痛みや一定の時間を置いて出たり消えたりする痛みがあるとき、
それは帯状疱疹後神経痛です。
出典:http://www.irasutoya.com/2014/01/blog-post_3610.html
痛みにはいろいろな形があり、ビリビリ、ズキズキする痛み、
針で刺されたような痛み、電気が走った痛みと様々です。
帯状疱疹後神経痛の原因は何なのでしょうか?
また治療法にはどのようなものがあり、費用と期間はどのぐらいかかるのでしょうか?
帯状疱疹後神経痛の原因と治療について調べました。
帯状疱疹後神経痛の原因は?
帯状疱疹を発症するまでは正常だった神経は、
ウイルスによって組織学的な変化を起こし傷つけられます。
その結果、神経は過剰な興奮や自発痛を引き起こし、
痛みを抑える経路が障害を受けて痛覚が過敏になり、痛みを引き起こします。
帯状疱疹後神経痛の治療法は?治療費はどのぐらい?
帯状疱疹後神経痛は、患者さんの生活や治療に対する反応性により痛みが異なります。
万人に当てはまる治療法はありませんが、
薬物療法や理学療法を組み合わせることによって治療することとなります。
出典:http://www.irasutoya.com/2012/11/blog-post_7909.html
【帯状疱疹後神経痛の治療法1、リリカ】
リリカは疼痛治療剤です。
カルシウムが神経に流れないようにして神経の興奮を抑えます。
帯状疱疹後神経痛は知覚過敏から痛みを生じるものですが、その知覚過敏を改善して、
神経の症状を緩和するのです。
【帯状疱疹後神経痛の治療法2、神経ブロック療法】
神経ブロック療法とは、神経や神経の周辺に局所麻酔の注射をすることで
痛みをなくす方法です。
痛みが緩和されれば血流が良くなって筋肉がこわばらずに済みます。
薬物療法と合わせて用いられます。
【帯状疱疹後神経痛の治療法3、鍼灸療法】
出典:http://medical.i-illust.com/image_1154.htm
鍼灸の治療では、痛みを伝える神経を抑制します。
トライアルによって薬による治療よりも鍼治療のほうが痛みのおさまるのが早かった、
という報告がWHOに出されています。全身に鍼灸治療を施すことで自然治癒力を促します。
【帯状疱疹後神経痛の治療法4、漢方薬】
東洋医学で使われる漢方薬ですが、肩こりやリュウマチなどに使われる桂枝加朮附湯
(けいしかじゅつぶゆ)が帯状疱疹後神経痛にも効くと言われています。
体の冷えを緩和して痛みを取ります。
詳しくは漢方薬を取り扱っている薬局でおたずねください。
帯状疱疹後神経痛の治療は、これらの内、
いくつかの療法を組み合わせて行うことが多いようです。
病院によって治療費は異なりますが、一度の治療で2000円から5000円、
最大で6000円ほどです。
保険が一部適用される病院もあります。
治療にはどのぐらいの期間がかかる?
治療法はいろいろありますが、どれも一度行えばすぐに治るというものではなく、
何度も治療を続ける必要があります。
なかなか治らない痛みに焦りを感じる人も多いでしょうし、
いつまで続くのか不安にもなるでしょう。
しかし、ここは腰を据えてじっくり痛みと付き合うようにしてください。
しっかり食べて十分な睡眠を取りましょう。
趣味や仕事に熱中していれば、痛みを忘れることもあります。
また、寒さや冷たさは痛みを強めますから、
寒い日はゆっくりお風呂に入って体を温めましょう。
どんなときに痛みが強くなるかを知って、楽に過ごす方法を工夫しましょう。
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