急性胃炎の原因と症状は?薬が効かない場合に早く治せる治療方法は?
胃炎とは
あなたは胃炎にかかったことがありますか?胃炎は急性胃炎と慢性胃炎とに大別できます。
更に、同じ急性胃炎でも、原因別に外因性胃炎と内因性胃炎の2種類に分けられます。
このように、胃炎の種類は様々あり、症状も人それぞれです。
胃炎は比較的原因がわかりやすい病気ですので、しっかりと原因を追求し、
できる限り規則正しい生活を送って健康的な体を目指しましょう。
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急性胃炎とは
急性胃炎とは、胃粘膜の急性炎症の総称で、様々な原因によって起きます。
これは、日常的に大変起こりやすい病気です。
急性胃炎は、1日安静に過ごし、市販薬を服用することで治る場合がほとんどです。
しかし、この急性胃炎が繰り返し起きると、慢性胃炎になりやすくなるので注意が必要です。
急性胃炎の症状は?
一般的な症状としては、胃のむかつきなどで不快感、痛み、食欲不振などがあります。
また、胃のむかつきが悪化し、嘔吐から吐血する場合もあります。
ここまでの症状が出ているとかなり重症といえるでしょう。
このようにひどい症状が出ているようであれば、胃腸科や消化器内科を受診し、
内視鏡検査をしてもらいましょう。
なるべく早期に受診して治療を受けることが、改善への第一歩となります。
急性胃炎の種類と原因
急性胃炎の原因は次の二つに大別されます。
<外因性胃炎の原因>
・ストレスからくる暴飲暴食
・喫煙
・不規則な生活
・緑茶やコーヒーの過剰摂取
・唐辛子や香辛料の過剰摂取
・鎮痛剤や風邪薬の服用
<内因性胃炎の原因>
・アレルギーや感染症
・薬の副作用
(抗生物質やアスピリン、非ステロイド性抗炎症剤または副腎皮質ステロイド剤など)
外因性胃炎の治療法
外因性胃炎の治療方法としては、胃炎になる原因がはっきりとわかるのであれば、
その原因を取り除くことが何よりの改善方法となります。
胃炎の症状が出た時は、原因を出来る限り取り除いたうえで半日程度の絶食をして、
疲れている胃を休ませましょう。
一食か二食ほど抜いて、胃を休ませることができたら、徐々におかゆなどを食べ、
しっかりと休養をとることが肝心です。
絶食後の食事は、まずお粥から始めましょう。
空っぽの胃に固形物を急に入れると負担となるため、
食事の前に、まずぬるま湯やスープを飲んでから、
少しずつお粥を食べると良いでしょう。
絶食で体がいったんリセットされたら、ここから食生活を改善していきましょう。
内因性胃炎の治療法
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内因性胃炎の治療法としては、胃炎を鎮めるための治療とあわせて、
合併症となってしまった病気の治療を同時に進めて改善していきます。
お薬で治療をしながら食事の改善もすると効果的のようです。
これをきっかけに、胃に負担をかけない食事を心がけていくことが肝要です。
【関連記事】急性胃炎になったら食事はどうする?おすすめレシピと気を付けるべきポイント
点滴治療の効果は?
急性胃炎の場合、数日安静にしていれば比較的症状は改善されますが、
口から栄養を摂取できずに嘔吐を繰り返すなど、重症化した場合は入院し、
点滴を受けることによって栄養を補う方法がとられます。
ここで注意したい点は、点滴治療は、あくまで口からとることができない栄養を、
点滴によって補うために行われるということです。
点滴の中身の中心は栄養剤であって、治療薬ではありません。
点滴をしたからといってすぐに胃炎が回復するというわけではありませんので、
点滴の効果を過信せず、まずは安静に努めることが第一となります。
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いかがでしたか?
皆さんが、多く経験するのは急性胃炎の外因性胃炎だったのではないでしょうか?
これは、日々の食生活から起こることが殆どです。
自分の健康を保つためには、規則正しい食生活が何より必要です。
刺激の強い食事は避け、胃に負担をかけない食事をしていくことで自分の胃を守りましょう。
これからも健康を維持していくためにも、自分の生活習慣を見直してみましょう。
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