メンズスーツのおしゃれな着こなし術と、気を付けるべきポイントは?

男性はいまいちスーツへの関心が薄いと言いましょうか、

『スーツを上手く着こなしてやるぞ!』と考えている方があまり多く見受けられません。

 

と言うのも、男性のスーツは女性のそれに比べてどこをどう工夫すれば

よいのかが分かりづらく、結局『どうせ仕事着だから』と割り切って

オシャレに着こなす事を放棄してしまうのです。

 

あるいは、値段の高いブランド物のスーツを買う事がオシャレであると

勘違いしている方もいるようです。

 

もちろんブランド物は魅力的ですが、それは『スーツを着こなしている』とは言えません。

今回は、メンズスーツのオシャレな着こなし方についてご紹介していきたいと思います。

 

仕事着だからと諦めている方は、この機会にスーツを上手く着こなしてみませんか?

きっと毎日の仕事に楽しく取り組めますし、ちょっとした心掛けで気分も明るくなり、

なんと女性ウケも良くなりますよ!

 

新社会人になる人向け スーツのオシャレな着こなし術

 

新たに社会人となる方々向けの、スーツを上手に着こなすための

ポイントをご紹介していきます。

 

①スーツのサイズ

 

まず初めに、スーツは絶対にジャストフィットするものを選んで下さい。

これは男女共通のルールです。

 

スーツを購入する際、お店の店員は少し大きめのサイズを薦めてきます。

ですが、絶対にそのまま購入しないで下さい。

 

サイズの合っていないスーツ姿程見苦しいものはありません。

ピッタリのサイズか、気持ち小さめのスーツを選ぶようにしましょう。

 

②シャツ

 

襟の形、胴回り、それと袖丈。

この3点がシャツを上手く着こなすための重要なポイントです。

 

襟の形はワイドカラーが基本です(下図参照)。

ネクタイを締めた時、結び目が美しく見えます。

胴回りはジャストフィットしているものを選びましょう。

 

袖丈については次の項目でご説明致します。

ポイントに従って一つ一つ改善していくと、

ジャケットを着た時、脱いだ時の印象がガラリと変わりますよ。

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出典:naver.jp

 

③袖丈

 

シャツの袖はジャケットから1.5cm程出します。

腕を下げた時に1cm程、腕を曲げた時には2cmくらい見えるのがベストです。

 

袖が出ていないとジャケットがオーバーサイズに見えますし、

極端に飛び出てもジャケットが小さく見えて子供っぽくなります。

 

スーツ一式を購入する際にきちんと確認しておくのが一番ですが、

もし必要であれば早めにお直しに出しておきましょう。

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出典:naver.jp

 

④ボタン

 

スーツのボタンには1個~4個程のボタンが付いています。

 

一般的に、ボタンの数は減れば減るほど空きが大きくなり、

シャープな印象になると言われています。

 

1つボタンはビジネススーツには不向きで、パーティなどでよく

着られるスーツです。

 

ビジネスでは2つボタン、3つボタンが主流です。

他にも4つボタン、ダブルなどがありますが、

これもどちらかと言えばカジュアル系で仕事向けとは言えません。

 

お間違えの無いように。

 

⑤パンツ

 

パンツはあまりに長かったり、シルエットが太いとみっともないです。

裾はダブル(約4.5cm)で、裾幅は19cmくらいが良い感じ。

 

また、パンツにはクリース(折り目)があり、これが無くてはスーツと呼べません。

クリースのラインは立ったり座ったりを繰り返す内に消えていきますので、

収納時にパンツの折り目を整えてハンガーに掛け、ラインを保ちましょう。

 

既にクリースが消えかかっている場合はプレスやアイロンをかけます。

 

⑥ベルト

 

ジャケットを脱いだ時にベルトは目につきますので、

たかがベルトと手を抜かないように、きちんとウエスト

サイズに合ったものを着用しましょう。

 

仕事用とオフ用で2本用意するのも面倒ですから、

出来れば使い回せるようなデザインが良いですね。

 

⑦靴

 

スーツは基準に沿って着こなせばある程度見栄えが良くなりますが、

そこから一歩抜きん出るには靴のセンスが重要になってきます。

 

皺の目立つものやソール(靴底)がすり減っているようなものはまず駄目です。

見栄え良く、色もダークブラウンのように派手過ぎないものを選びましょう。

 

これもベルト同様、オフでも履けるようなデザインが好ましいです。

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出典:blog-imgs-29.fc2.com

 

女性と比べ、男性の着こなし術は本当に細かな事ばかりです。

それでも、そのちょっとした事で見た目の印象というものはガラリと変わってしまうのです。

 

スーツを上手に着こなすためのポイントをしっかりと押さえつつ、

段々と凛々しくなっていく自分の姿を見ながらニヤニヤしましょう(笑)

 

ネクタイの合わせ方など 小物との組み合わせ

 

ネクタイは基本的に自由ですが、オススメとしましてはウールやカシミア

織られたものが良い感じです。

 

その質感は温かみがあり、特に紡毛系のスーツとの相性が抜群です。

 

また、ネクタイを付ける際は必ず下図のようにディンプル(窪み)を作りましょう。

オシャレな人は必ずこのディンプルを作っていますよ。

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出典:acoustic.blog.ocn.ne.jp

 

着こなしで気を付けるポイント

 

春になると、新社会人としてスーツを纏い、颯爽と街中を歩く若者が多く見られます。

しかし、よく目を凝らしてみると……やはり着慣れていないのが丸分かり。

 

後でどこが悪いのか指摘されるより、先に対策を講じておいた方が良いですよね。

そこで、スーツの間違った着こなし方についてご説明したいと思います。

 

・スーツのボタンを全て留めている

 

おかしな話だとは思いますが、スーツは一番下のボタンを留めて着るよう

には仕立てられていません。

 

ボタンの数に関係無く、一番下のボタンは決して留めません。

知っている人が見るととても恥ずかしい事なので注意して下さい……

 

と一昔前ならば言えたのでしょうが!恐るべき事に、

これを知らない面接官が年々増えてきているそうです。

 

それでも、一番下のボタンは外しておいた方が無難です。

知っている人はきちんと『常識』として知っているのですから、胸を張りましょう。

 

・ポケットに物をたくさん入れている

 

スーツに限った話ではありませんが、ポケットに物がたくさん入っている

とみっともないですし、型崩れしてしまいます。

基本的に、ポケットには何も入れないようにしましょう。

 

・白いソックス、スニーカーソックスを履いている

 

スーツ姿は全体的にダークな色合いですが、そこに白いソックスが加わると

悪目立ちしてしまいます。

 

中学校や高校の制服には白いソックスを合わせていたかもしれませんが、

スーツにはその色合いに合った靴下を選びましょう。

黒やダークグレー、ネイビーの靴下であればまず間違いありません。

 

また、スニーカーソックス(踝くらいの丈の靴下)は足を組んだ時に

すね毛が見え隠れしてしまいます。

 

男性のすね毛を見て不快に思う人は少なからずいますが、

喜んで凝視する人は中々いません。素直に普通のソックスを履きましょう。

 

・ネクタイが緩い

 

きついネクタイをシュッと手で緩め、空いた手で汗を拭い……

そんなサラリーマンの姿を、誰しも一度は目にした事があるのではないでしょうか。

 

ですが、勤務中はしっかりとネクタイを上まで上げて、気を引き締めて働きましょう。

どうしても緩めたい方は、仕事帰りに好きなだけ緩めてもらって構いません。

 

・同じスーツを毎日着ている

 

一度にスーツを何着も買うのは流石に無理だとは思いますが、

スーツは毎日替えるように心掛けましょう。

 

出来れば3着、4着とスーツを徐々に増やしていき、ローテーションさせましょう。

一日着たスーツは風通しの良い場所に掛けておき、汗やにおいを飛ばし、皺を取ります。

 

他にも数多くのルール、気を付けるべきポイントが存在しますが、

先にスーツのボタンで語った通り、誰もが正しい知識を持っている

わけではありません。

 

あからさまに間違った知識を信じて疑わない人もいますし、

その誤った知識が他の誰かの目に入り、そのまま鵜呑みにする事だってあります。

 

結局のところ、何が正しくて何が間違っているのか判断するのは自分自身です。

他の人は教えてくれませんし、大人だって間違っているかもしれません。

 

自分が正しいと思える、胸を張って「これが社会人の姿だ」と言えるの

であれば、それはきっとスーツを着こなしている証拠なのだと思います。

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