大阪の天神祭とは?2014年は船渡御の一般参加もOK!主な日程と見どころ
天神祭とは全国の天満宮で行われるお祭りの事で、
祭神の菅原道真の命日に因んで25日前後に催されます。
天神祭は固有の行事ではなく全国各地の神社で行われますが、
とりわけ大阪天満宮を中心として大阪府で行われる天神祭は有名です。
今回はそんな大阪の天神祭について詳しく見ていこうと思います。
天神祭の由来・歴史
大阪天満宮が創祀された翌々年の天暦5年、社頭の浜から大川に神鉾を流し、
漂着した場所にその年の御旅所(御神霊が休憩する場所)
を設ける『鉾流神事』が始まりました。
この神事はやがて『船渡御』と呼ばれるようになり、
後に天神祭が行われるきっかけとなったのです。
室町時代の宝徳元年(1499年)の公家、中原康富の『康富日記』
には7月7日に天神祭が行われたと記録されており、戦国時代の公家、
山科言経の日記『言経卿記』には天正十四年(1586年)6月25日に
天神祭が行われたと記録されています。
この頃はまだ時期がはっきりと決まっていなかったようですが、
後に菅原道真の生誕の日に因んで旧暦6月25日(今の7月25日)に統一されました。
江戸時代初期に一度は廃止されましたが、昭和5年(1930年)には復活し、
現代まで脈々と続けられています。
天神祭2014の日程は?
期間は6月下旬から7月25日まで、約1ヶ月間に亘って様々な行事が行われます。
特に25日の本宮の夜は、『船渡御』や『陸渡御』といった
メインイベントが集中しており、何と花火も上がります。
出典:www.asahi.com
天神祭2014のスケジュール
6月下旬吉日:装束賜式(天神祭で行われる最初の神事)
6月下旬:船割り、浴衣販売
7月7日:天満天神七夕祭
7月11日:船渡御事始式
7月15日:葦奉納式
7月18日前後:台搦み
7月21日前後:本社神輿蔵出し
7月22日:伏見三十石船献酒祭
7月23日:宵々宮、御羽車巡幸、庖丁式
7月24日:宵宮、鉾流神事、催太鼓宮入、獅子舞宮入
7月25日:本宮、夏大祭神事、神霊移御祭、陸渡御、船渡御、還御祭
日によってその内容は異なりますが、
中でも本宮の7月25日はメインイベントがいくつも行われています。
まずは『陸渡御』。
大阪天満宮の氏子や崇敬者で結成された『講』と呼ばれる
3千人余の団体が色彩豊かな衣装を身に纏い、
神具を携えた行列が陸地を行進していきます。
続いて『船渡御』。
天神祭の元となった神事で、
100隻余の船が御旅所を目指して進んでいくその光景は圧巻です。
また、しばらくすると辺りが段々と暗くなり、
その暗闇を照らすように打上げ花火が開始されます。
総数5000発の花火と提灯の光が航行する船を照らし、
観客を神秘的な光景へと誘います。
また、7月23日には『ギャルみこし』なる行事も行われます。
一般応募で選ばれた女性達が神輿を元気よく担ぎながら、
天神橋筋商店街を巡行し、大阪天満宮に宮入するというものです。
一見すると奇妙な行事ではありますが、
天神祭に華を添えるイベントとして人気があるのです。
因みに神輿の重さは約200kg。ギャル、恐るべし!
出典:blogimg.jp
2012年の天神祭・船渡御と奉納花火の様子がこちら↓
【動画天神祭 船渡御&奉納花火 2012 大阪 Tenjin Matsuri Festival Firew
出典:youtube
2014年の天神祭の見どころは?
他の地方からでも見学は可能です。
そして通常であれば『船渡御』に乗船する事は出来ないのですが、
今年(2014年)は特別に一般の方でも乗船出来るようです。
費用は1人あたり32000円(税込)で、乗船するとお弁当とドリンク飲み放題、
更に乗船記念品が貰えるとの事。
乗船券のお申し込みはこちら:06-4792-8770
住所:〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目1番8号
アクセス:
①地下鉄・JR東西線
・地下鉄谷町線・堺筋線『南森町駅』下車。
DEF階段を上り、4番出入口を出てすぐの天神橋商店街に右へ、
二ツ辻目を左へ50メートル。
・JR東西線『大阪天満宮駅』下車。
JR東西線3番出入口(東西線アクセスビル)を出てすぐの天神橋商店街に左へ、
二ツ辻目を左へ50メートル。
②車
高速道路、環状線北浜出口を左へ、高速道路守口線下を左へ。
二ツ目の信号を右へ交差点(信号)を経て100メートル。
TEL:06-6353-0025
Email:info@tenjinsan.com
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