夏に多い脳卒中とは?前兆と初期症状でセルフチェックする方法!

脳卒中とは?

 

『脳卒中』という言葉を一度は耳にした事があるかと思いますが、

具体的にどのような病気かご存じでしょうか?

 

名前から察するに脳に関わる疾患だという事は何となく分かりますが、

実際のところどういう症状なのか、何が原因なのか、

きちんと把握し切れている人はあまり多くないのではないでしょうか。

 

そこで今回は、脳卒中について詳しく見ていこうと思います。

簡単に言いますと、脳卒中とは脳の血管が破れたり詰まったりして

血液の流れが悪くなり、脳の神経細胞にダメージを負う病気です。

 

手足や顔の痺れ、頭痛、他人が言っている事を理解できない、

視界が悪くなるなど様々な症状がありますが、

それらは全て脳に障害が起きているために起こるものです。

 

また、そういった障害の原因である『脳梗塞』『脳出血』『くも膜下出血』

『一過性脳虚血発作』などの病気の総称でもあります。

 

『脳梗塞』は割とよく聞く言葉ですが、実は脳卒中と脳梗塞は異なる病気ではなく、

脳梗塞が脳卒中のもたらす病型の一つなのです。

 

同じくらい『くも膜下出血』もよく耳にする言葉ですが、

それはおそらく4つ全ての病型の中でくも膜下出血が最も

死亡率の高い病型だからでしょう。

 

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出典:www.genome-sci.jp

 

それぞれの違いについて軽く説明しますと、

 

・脳梗塞 → 脳の血管が詰まって神経細胞に血液が十分に供給されなくなる

・脳出血 → 血管が破れて溢れ出た血液が脳内に広がる

・くも膜下出血 → 脳動脈瘤(膨らんで破裂しかかっている血管の一部)が破れて

脳の表面を覆う 薄い膜の内側に出血する

・一過性脳虚血発作 → 脳梗塞の症状が24時間以内に消失する

(かと言って放置していると脳梗塞を引き起こす可能性が高い)といった感じです。

 

いずれにしても、に関わるような病気である事に変わりありません。

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出典:no-kosoku.net

 

病気はその原因によって起こりやすい時期や起こりにくい時期がありますが、

脳卒中(特に脳梗塞)はに起こりやすいと言われています。

 

夏は多量に汗をかくため、適宜水分を補給しなければ脱水症状に陥ります。

すると血の流れが悪くなり、血管が詰まって脳梗塞を引き起こしてしまうのです。

 

とりわけ睡眠中は脱水症状を起こしても水分補給出来ないため、

寝る前などにこまめに水分を取る必要があります。

 

その他、食生活に気を配ることも脳卒中の予防に役立ちますので、

普段から気を付けておくことが肝心です。

 

【関連記事】脳卒中の予防に効く食べ物は?簡単で美味しいレシピ集

 

前兆と初期症状で脳卒中をセルフチェックする方法

 

脳卒中にはいくつかの決まった初期症状があります。

その内の1つだけしか見られない事もあれば、全ての症状が重複する事もあります。

 

(1)片方の手足、顔半分が麻痺する(しびれる)

(2)呂律が回らない、言葉が出ない。他人の言うことが理解出来ない

(3)力を入れているのに立てない、歩けない

(4)片方の目が見えなかったり、物がぼやけて見える

(5)激しい頭痛に襲われる

 

上記の5つの症状の内、1つでも症状が見られたら速やかに病院へ行きましょう。

脳卒中以外の病気でもこのような症状は現れますが、

それはそれで受診しておいた方が良いですね。

 

受診すべき診療科

 

脳卒中の初期症状が見られた場合、まずは近くの病院に駆け込みましょう。

 

脳神経外科か神経内科、あまり聞きませんが脳卒中科というのもありますので、

以上の診療科での受診が望ましいですね。

 

もし無ければ、お近くの内科や外科などを受診し、

別の病院を紹介してもらうというのも手です。

 

脳卒中の治療方法

 

病院に着いたら、まずはCTやMRIの検査、頸動脈の検査、

心臓に血栓が無いかどうかを調べます。

 

同時に他の病気を患ってないかを調べ、治療の方針を決めていきます。

治療方法は大まかに言って、手術と投薬の2つです。

詳しい治療法についてはこちら

 

【関連記事】脳卒中で近くの人が倒れたら?応急処置法と治療の流れ

 

【関連記事】脳卒中で後遺症が残る確率は?リハビリ治療の流れと期間は?

 

早期発見ができれば、それだけ治療も容易になり、後遺症が残る確率も減らすことができます。

少しでも当てはまりそうな症状があれば、近くの医療機関を受診しましょう。

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