脳卒中で後遺症が残る確率は?リハビリ治療の流れと期間は?

脳卒中の後遺症の症状

 

脳卒中によって命を落とす人は年々少なくなってきています。

医療の発展もそうですが、インターネットなどで情報を得ることにより、

いざという時に一般の方でも脳卒中患者の手当てが出来るようになったのが大きいです。

 

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しかし残念な事に、発症後に何の後遺症も無く退院出来る患者は

全体の2、3割程度であると言われています。

 

残りの患者には、症状こそ違えども何らかの後遺症が残ってしまうのです。

 

人間の身体は脳によって動かされていると言っても過言ではなく、

その脳に障害を負えば必然的に身体の機能にも支障が出ます。

 

代表的な症状として『半身麻痺』や『失語症』、『記憶障害』などがあり、

アルツハイマー型認知症によく似た症状を示す事もあります。

 

また、そうした身体の不具合が原因で精神的に苦しめられるのも、

脳卒中の後遺症であると言えます。

 

脳卒中で後遺症が残る割合は?

 

脳卒中が発症してから一切後遺症を残す事無く退院出来るのは、

全体のおよそ20%程度。

 

後遺症が出ない確率は大体40%程ですが、退院出来る確率が20%で、

残り20%は後遺症が出る前に亡くなってしまう確率です。

 

そして全体の60%は症状の軽重はあれども、

何らかの後遺症を持っているという事になります。

 

簡単に言えば、無事に退院出来るのは2割の患者だけで、

残り8割は死ぬか後遺症が残るか、

どちらかを覚悟しなければならないという事です。

 

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出典:www.ogorimii-med.net

 

とは言え後遺症にも程度がありますし、

介助が必要な程の後遺症を負う割合は大体3割程です。

 

もっと簡単に言えば、10人中2人は元通りの生活が出来て、

3人は少し不具合を感じる程度の後遺症が残り、

3人は退院後も介助を必要とし、2人は亡くなるという事です。

 

お世辞にも親切な割合であるとは言い難いですね。

 

脳卒中で後遺症が残った時の治療方法

 

はっきり言うと、後遺症自体は治りません。

血腫や腫瘍とは異なり、脳卒中の後遺症は脳細胞が死滅しているために起こるものです。

亡くなった人間を治療出来ないように、一度死滅した脳細胞を蘇生する事は不可能です。

 

では何故『リハビリテーション』というものが存在しているのかと言いますと、

死滅した細胞以外の部分を運動療法などによって活性化し、

足りない機能を補ってもらうためです。

 

リハビリ等で回復するまでの期間と大体の経過

 

脳卒中によって脳にダメージを負ったかどうかは24時間もすれば分かりますから、

一通りの処置が終わったら早速リハビリが開始されます。

 

何故そこまで急いでリハビリを行う必要があるのかと言いますと、

脳卒中の後遺症で四肢の『麻痺』が見られた場合、

早い段階で動かしておかないとそのまま動かせなくなってしまうのです。

 

これを『拘縮』と言うのですが、手足が動かせないとリハビリどころの

話ではありませんから、

発症後1日も待たずに手足の曲げ伸ばしやマッサージが行われます。

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出典:himedis.com

 

リハビリが進むにつれ、後遺症がどの程度のものなのかがはっきりしてきます。

日常生活が可能になったと判断されたら自宅に戻れますし、

回復が期待出来ないと判断されれば介護施設などに場所を移す事になります。

 

ここからはさしずめ第2ラウンドといったところで、

日々の生活での一挙一動がリハビリに繋がります。

 

立ったり座ったり、あるいは階段を登ったり降りたり、食事に風呂にトイレに、

ありとあらゆる行動がリハビリの一環となります。

 

ここで症状の軽い方は徐々に体を慣らしていき、回復の見込みの無い方は

『後遺症の残った身体でも上手に日常生活を送る方法』を

身に付けていかなければなりません。

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出典:morikoreaki.sakura.ne.jp

 

リハビリの期間は人によって様々で、重い後遺症を患った方でも数年で

何の不自由も無く暮らせるようになったケースもあれば、

10年という長いリハビリ期間を経て記憶力が回復した例もあります。

 

この例からも分かるように、リハビリをする上で最も大切なのは『継続する』事です。

脳卒中を発症する前までは当たり前に出来ていた事が、

外傷があるわけでもないのに出来なくなるというのは何とも歯がゆい事です。

 

それでも積極的にリハビリに取り組んでいれば、その歯がゆさにも慣れ、

気にする事無く日常生活を送れるようになります。

 

例え元通りに戻らなくても、継続する事で得られるものもあるのです。

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