熱中症の症状を知って、正しい対策法で予防しよう!発症した時の応急処置も!

気温が急上昇する頃になると、聞こえてくるのが熱中症のニュースですよね。

 

とくに梅雨明けの急に暑くなる頃は体がまだ暑さになれていないせいもあり、

熱中症による救急搬送者数や死亡者数が急増してしまうのだとか。

早めに知って早めの対策が、熱中症患者減少の鍵かもしれません…!

熱中症ってどんなもの??

 

熱中症とは運動や暑熱が原因で起こる体の障害を総称したものです。

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出典元:http://www.pref.nara.jp/11098.htm

 

熱射病や日射病と言われるものも、熱中症の中に含まれています。

屋外で激しいスポーツや労働をした際に発症する

イメージが強い熱中症ですが、実際には高温・多湿の環境下であれば

 

屋内で日常生活を送っている場合でも発症するケースが多々あり、

十分な注意が必要です。

 

熱中症の症状とは??

 

熱中症の症状は次のように分類されています。

 

1 熱失神(軽症)

 

直射日光の下での長時間行動した時や、高温多湿の室内で起きる症状です。

発汗による脱水症状と皮膚血管の拡張による血圧の低下が原因で、

脳の血流が減少したことにより引き起こされます。

 

めまいや一時的な失神、顔面蒼白を引き起こしますが、発熱はありません。

 

2 熱けいれん(軽症)

 

大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時に起こる症状です。

足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こる・

手足が攣るなどの症状が特徴です。発熱はありません。

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出典元:http://www.selfdoctor.net/q_and_a/2007_08/natsu_2/01.html

 

3 熱疲労(中等症)

 

大量にをかいた状態で水分の補給が追いつかない際に起こる症状です。

身体が脱水状態に陥り、めまいや全身の倦怠感、

悪心・嘔吐、頭痛などを引き起こします。

 

この際、発熱がありますが皮膚は冷え、発汗がみられます。

 

4 熱射病(重症)

 

体温の上昇のために中枢機能が異常をきたした状態です。

 

40℃近くまで発熱し、意識障害(応答が鈍い、

言動がおかしい、意識を失う)がみられたり、

 

ショック状態になる場合もあり、

最悪の場合はにいたることもある重篤な状態です。

 

熱中症になってしまった際の応急処置

 

室内・室外を問わずめまいやふらつき、頭痛など熱中症の

初期症状に気付いたら、まずは涼しい場所に移動し、休むことが大切です。

衣服をゆるめて体の熱を逃がし、十分な水分を補給するようにしましょう。

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出典元:http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/19,98700,23,390,html

 

熱中症を発症してしまった場合ですが、

熱失神・熱疲労が疑われる際には体を冷やし、

0.1~0.2%の食塩水やイオン飲料、経口補水液を補給します。

 

熱けいれんの際には塩分濃度の低下が原因ですので、

0.9%の食塩水(1ℓの水に9gの食塩水)を補給しましょう。

 

熱射病は死の危険もある状態ですので医療機関での治療が必要です。

すぐさま救急車を要請しましょう。

 

また到着までの間には水をかけたり、

濡れタオルを首すじ・脇の下・大腿部の付け根など大きい血管

ある部分にあてるなどして体温をいち早く低下させることも大切です。

 

熱射病以外の症状でも、体の冷却や水分補給をしても

回復しない場合には早めに病院に行くようにしましょう。

 

熱中症予防のために心がけること

 

酷いときには死の危険すらある熱中症ですが、

心がけひとつで十分に回避することが可能です。

こちらでは予防のために心がけたい事をご紹介いたします。

 

1 暑さを避ける

 

高温の中、長時間過ごさないことが第一です。

屋外では日陰を選んで歩いたり、日傘・帽子などで日よけをしましょう。

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出典元:http://www.city.hokuto.hokkaido.jp/modules/health/content0077.html

 

室内では28℃を超えないように、

エアコンや扇風機を使って室温をコントロールします。

 

とくにお年寄りは暑さを感じにくくなっているので、

見えるところに温度計を置くなどして室温に注意するように心がけることが大切です。

 

2 こまめに水分補給をする

 

暑い日には、知らず知らずのうちにをかいているので、

喉が乾いていなくてもこまめに水分を補給することが大事です。

 

大量に発汗すると水分とともに塩分も失われてしまうので、

経口保水液や塩あめなどで水分とともに塩分も補給しましょう。

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出典元:http://ikuo1105.byoinnavi.jp/pc/free197864.html

 

なおスポーツドリンクには塩分とともに大量の糖分も含まれていますので、

飲みすぎには要注意です。

 

3 体のコンディションを整えておく

 

暑くなると食欲が落ちたり、寝不足になったりして体力そのものが落ちてしまいます。

 

体が弱ってしまえば、当然暑さにも対応しにくくなってしまいますよね。

つらい時期ではありますがしっかり栄養バランスのとれた食事を心がけ、

冷房器具をうまく利用してしっかり睡眠がとれるように工夫をしましょう。

 

また、日ごろから運動をして汗をかく習慣をつけておくと、

夏の暑さにも対応しやすく熱中症にかかりにくい体作りができます。

 

いかがでしたでしょうか?

温暖化やヒートアイランド現象で猛暑の度合いがますます深刻になっている昨今。

 

今までは大丈夫だったから…なんて過信はせずに、

十分に気をつけながら夏を乗り切っていきましょう!!

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