脳卒中の予防に効く食べ物は?簡単で美味しいレシピ集

脳卒中を予防するには?

 

脳卒中を予防するにはどうすれば良いのかをお話する前に、

脳卒中の原因となるいくつかの危険因子について触れておこうと思います。

 

それは高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満の4つで、通称『死の四重奏』と呼ばれています。

この4つは動脈硬化を進行させ、血液の流れを滞らせます。

 

単独でも動脈硬化の発症率が5、6倍程になりますが、

4つ全ての条件を満たしていれば発症率は約35倍。

脳卒中を発症しない方がおかしいくらい危険な確率です。

 

ところで、危険因子のいずれも日常生活の乱れが原因だという事にお気づきでしょうか。

 

高血圧は塩分の取り過ぎ、糖尿病は糖分の取り過ぎ、高脂血症は脂肪分の取り過ぎ、

肥満は運動不足……その他、ストレスの蓄積も活性酸素(動脈硬化の原因になる

『酸化LDL』を作りだす)を大量発生させ、脳卒中の発症を促進させてしまいます。

A 脳卒中の予防に効く食べ物は?簡単で美味しいレシピ集_html_4cbabab3

出典:www.ncvc.go.jp

 

すなわち、こうした日常生活の乱れを正せば『死の四重奏』予防に、

ひいては脳卒中予防に繋がるというわけです。

 

栄養に偏りの無い食事を摂り、ストレスを溜め込まないよう気分転換をし、

念のため1年に1度は健康診断を受けるように。

睡眠不足や真夜中の飲酒もあまりよくありません。

 

また、身体が冷えると脳卒中の発症率が高まりますので(通常時の約1.5倍)、

薄着で急に寒い所に出たりせず、お風呂ではゆっくり肩まで浸かって身体を温めましょう。

脳卒中は脳の病気ですが、原因は身体の不調にあります。

 

日々をストレス無く快適に過ごす事こそが、脳卒中の予防に最も効果的なのです。

 

脳卒中の予防に役立つ栄養素は?

 

極端な話、高血圧も糖尿病も高脂血症も肥満も、

食事一つで簡単に予防出来てしまいます。

 

逆にどれだけ運動をしてストレスの無い生活をしていたとしても、

毎日高カロリーな食事を摂っていれば脳卒中は防げません

(それ以前に別の病気で倒れかねませんが)。

 

脳卒中を予防するには、血中コレステロールを低下させ、

血の流れを良くする 栄養成分を摂取する事が大切です。

 

主な栄養成分に以下のようなものがあります。

 

  ①EPA・DHA

 

コレステロールや中性脂肪を減らし、動脈硬化を予防する働きをします。

アジ、サバ、サンマ、イワシ、マグロ、ブリなど、青背の魚に多く含まれています。

 

②タウリン

 

イカ、カニ、タコ、カキ、アサリ、ホタテ貝などの魚介類に多く含まれており、

血中コレステロール値や血圧を下げる働きをします。

視力低下の予防にもなります。

 

③ナットウキナーゼ

 

名前の通り、納豆に多く含まれています。

血栓を溶かす働きに優れており、納豆が粘れば粘る程効果が高まるため、

十分にを引かせてから食べると良いですね。

 

④硫化アリル

 

ねぎ・にんにくなどから香る刺激臭の成分でもある硫化アリルは、

血液をサラサラにして血液中の脂質を減らす働きがあります。

玉ねぎやしょうが、にら、らっきょうなどにも多く含まれています。

 

⑤食物繊維

 

腸管からコレステロールが吸収されるのを防ぎ、

コレステロールを体外に排出する働きをします。

きのこや海藻類、こんにゃくなどに含まれています。

 

⑥オレイン酸

 

血中の悪玉コレステロールを低下させる一方、 善玉コレステロール

低下させない働きがあります。

 

オリーブ油やごま油、菜種油などに含まれています。

 

脳卒中の予防に役立つレシピ

 

前述の必要な栄養素をふまえた上で、脳卒中予防に最適な

お料理レシピをご紹介していこうと思います。

 

1.新たまねぎの酢漬け

 

A 脳卒中の予防に効く食べ物は?簡単で美味しいレシピ集_html_6720992a

出典:cookpad.com

 

前述の通り、たまねぎには硫化アリルが含まれており、

血液をサラサラにする効果があります。

 

野菜炒めなどにして食べるのも良いですが、そのまま食べたり、

酢漬けにしたりすると一度にたくさんの量のたまねぎを摂取出来ます。

 

【材料】

・新たまねぎ 2個

・酢 1カップ

・砂糖 大さじ3杯

・塩 小さじ1杯

 

  【作り方】

(1)新たまねぎを薄くスライスし、30~60分程空気に晒して放置します。

 

(2)ボウルに酢と塩を入れて人肌に温めたら、砂糖を溶かし、

スライスした新たまねぎを入れます。

 

(3)密閉した容器に入れ、冷蔵庫で2時間以上寝かせば酢漬けの完成!

 

1週間程保存出来ます。

  ※(1)で注意してほしいのは、たまねぎを晒すのは水ではなく空気である事。

 

硫化アリルは水溶性であるため、に晒すとせっかくたまねぎに

含まれていた 硫化アリルが溶け出してしまいます。

 

2.骨まで食べられるサンマのお酢煮

 

A 脳卒中の予防に効く食べ物は?簡単で美味しいレシピ集_html_423e516e

出典:cookpad.com

 

EPA・DHA豊富なサンマのお酢煮は、食べるだけで脳卒中予防はもちろんの事、

風邪の予防や口内炎、口角炎対策にもなります。

 

【材料】

・サンマ 2尾

・生姜 1かけ

・酢 500cc

・酒(日本酒) 大さじ3杯

・醤油 大さじ1杯

・みりん 大さじ0.5杯

 

【作り方】

(1)生姜は薄切りにし、サンマは洗って頭と尾を除き、

食べ易い大きさに切っておきます。

 

(2)弱火の圧力鍋に生姜とサンマを並べ、

サンマが浸るくらいお酢を加えたら火にかけます。

 

(3)圧力がかかり、落ち着いたら蓋を開けます。

中にある汁は全て捨ててしまい、 日本酒、醤油、みりんを加えたら落し蓋をして

約10分煮込んだら完成!

 

お酢には煮崩れを防止する効果がありながら、長時間煮込むと骨まで

柔らかくしてくれる効果もあります。

 

小骨が気になる魚も骨ごと食べる事が出来るのです。

ちなみに、人間がお酢を飲んでも骨は柔らかくなりません(笑)

No tags for this post.

コメントをどうぞ

Comments links could be nofollow free.

サブコンテンツ
Get Adobe Flash player