梅雨時のマンション湿気対策の4つのコツとは?部屋や押入れ、寝具周りの湿気を効果的に撃退!
Sponsored Link
目次
現代のマンションでは、どうしてこんなに湿気が多いの?
建造物・建築物は時の流れと共に進化し続けるものであり、
その時代の技術の程度を知る事が出来る『指標』のようなものでもあります。
現代の住宅は急な温度の変化や自然災害にも対応出来るよう造られており、
その強度・利便性は一昔前の住宅とは比べ物にならない程向上しています。
しかし、進化は時として何かを犠牲にしています。
最近の住宅がそのメリットを掴むために犠牲にしたもの、
それは湿気・結露対策です。
一昔前の住宅は良くも悪くも通気性に優れており、
家の中と屋外の温度にほとんど差が無いため結露が発生せず、
雨などによる湿気は、家を形作る自然素材(木材や漆喰など)
がその水分を蓄え、晴れた時にその水分を蒸発させるように出来ていました。
簡単に言うと「夏はメッチャ暑いし冬はチョー寒いけど
湿気対策はバッチリ!」という感じです。
対して現代のマンションなどの建物は、木材木製に代わってアルミサッシなどが
使用されるようになり、施工技術の進歩も相成って気密性、
断熱性が格段に良くなりました。
出典:www.ban-k.jp
しかし、気密性は換気不足に繋がり、断熱性は屋外と屋内の温度に
差をもたらし、結露を発生させる原因となってしまいます。
加えて日本では、必要な部屋のみを部分的に暖かくする
(あるいは冷やす)『部分暖房』の習慣がついているため、
家の中でも温度差、そして結露が生じてしまいます。
これを『内部結露』と言います。
これも簡単に言うと「外とか暑いし(寒いし)出てらんねー、
家の中マジ天国。でも何かジメジメしてね?」という事です。
ここで一つ注意。いくら現代の住宅が湿気に弱いとは言え、
『自然素材の家であれば絶対に結露は生じない』『最近の住宅は全部駄目!』
と自然素材を信仰し過ぎるのは良くありません。
ここまで読んでいただいた方なら察しはついているかと思いますが、
自然素材で出来た家は温度調整が難しく、夏場はエアコンをつけても
なかなか涼しくならず、冬場は暖房を用いても思うように暖かくなりません。
更に水分を逃がす構造がかえって仇となってしまい、
必要以上の水分が外部に排出されてしまいます。
湿気がカビなどの原因になるとは言え、
家の中がカラカラに乾くのも考えものです。
どのような住宅にしろ、その性質を正しく理解して付き合う事が
重要となってくるのです。
湿気対策はなぜ必要なの?
湿気対策が必要な理由、それは簡単に言うとカビ予防です。
このカビが本当に面倒なのです。
【関連記事】カビ肺炎(夏型肺炎、夏型過敏性肺炎)はエアコンのカビが原因?もっとも効果的な治療と対策法!
カビくらいなら別にいいや、なんて言って放置していると、
カビは瞬く間に部屋中を侵食し、ちょっとやそっとの掃除では
取れなくなってしまいます。
【関連記事】梅雨時のカビ対策はこれで完璧!水回り(キッチン&浴室)編
【関連記事】梅雨時のカビ対策!家庭で出来る場所別の掃除のコツとは?
マンションの一室で暮らしている場合、入居者の管理が悪かったと
判断され退去時にクリーニング代を請求されるかもしれません。
出典:kominkapro.com
一軒家とて油断は出来ません。
湿気対策を怠ると、どんなに頑丈な家でもひとたまりもありません。
200年無傷だった古民家が断熱改修を行って快適になったが、
温度差が大きくなった事に対する湿気対策を怠ったために数年で腐朽した、
なんて事例もあるくらいです。
余計な出費で嫌な思いをするよりも、
日頃から湿気対策を講じておいた方が何倍もお得です。
湿気対策のコツ1、家具の配置等
家具はなるべく壁との間に隙間を空けて設置するようにしましょう。
隙間が狭いと空気の通る道が無くなり、結露や湿気がそのまま残って
カビの温床となってしまうからです。
とりわけ木製の家具はカビが生えやすいので注意しましょう。
丸めた新聞紙を隙間に入れておいたり、
合わせて除湿剤を入れておいても良いですね。
また、天気の良い日には家具を移動させて掃除をするとGOOD!
湿気対策のコツ2、押入れ・クローゼット
押し入れ・クローゼットに関しては、除湿剤だけ入れて満足するのは危険です。
まず除湿剤についてですが、バーに引っかけるタイプと
置くタイプの物があるかと思います。
出典:cdnanapi.com
どちらかが良くてどちらかが悪い、なんて事はありませんから、
出来るのであれば併用しましょう。
ちなみに『湿気を多く含んでいる空気はその分重くなる』と勘違いしがちですが、
むしろ湿度が高い空気は乾燥している空気よりも軽いです
(詳細を説明していると本来の目的から反れてしまいそうなので割愛します)。
除湿剤を入れたら、今度は衣類と衣類の間に隙間を作り、
空気が通るようにしましょう。詰め込みは厳禁です。
それでも湿気を完全に取り払う事は出来ませんから、扉は締め切らず、
ちょっと空けておいて空気が通るようにしましょう。
扇風機で強制的に空気を入れ替えるのも手です。
湿気対策のコツ3、ベッド・寝具周り
ベッド、と言うよりは布団や毛布、枕などの寝具に湿気は溜まり易いです。
その湿気の正体は、寝ている間に出る汗です。
とは言っても気合で寝汗を止めるわけにもいきませんから(笑)、
布団や毛布は天気の良い日に干すのが一番です。
午前10時から午後2時までの間で、2時間くらい干せばOK。
布団を取り込む際は手で軽く叩くように払い、
取り込んだら掃除機をかけましょう。枕も同様です。
ダニ対策にもなりますし、その日は柔らかな寝具で安らかな
眠りにつける事でしょう。
出典:emoor.jp
湿気対策のコツ4、効果的な換気方法
様々な湿気対策について触れてきましたが、
最も一般的で最も効果的な換気方法は以下の通りです。
・窓を開けて空気が循環するようにする。
・換気扇など、風通しを良くする設備をフル活用する。
・狭い場所、湿気が籠りやすい場所には除湿剤を使う。
これで屋内の隅々まで新鮮な空気が行き渡ります。
衣類や寝具を乾かすだけなら乾燥機で事足りますが、
それではまた部屋の湿気を吸ってしまい、苦労と電気代が水の泡。
根本的な湿気対策として、室内の換気は必要不可欠なのです。
面倒だと感じるのも無理はありませんが、
湿気との戦いはやるかやられるかです(笑)
出来る所からで十分ですから、小まめに湿気対策を行ってみて下さい。
スポンサーリンク
関連記事一覧
関連記事
-
-
【ガーゼや布マスクの正しい洗い方】衛生的に長持ちさせるコツはこれ!
コロナウイルスによってお店でなかなかマスクを購入することができません。 そのためマスクを手作り
-
-
マニアがハマる!100均の便利グッズで生活が楽になるものを一挙公開part2
100均には買わなきゃ損をするほど、 便利なグッズがたくさんあります。
-
-
【友人編】葬式に参列できないとき、お悔やみの手紙におすすめの文例は?
友人の両親が亡くなった時、 葬儀に参列することができない場合はお悔やみの手紙を書きましょう。
-
-
キウイアレルギーの症状や対処法、その原因とは?
キウイフルーツって栄養が豊富なので筆者はよく子供たちに食べさせていますが、 筆者とその旦那は急
-
-
あのイヤな臭いとお別れ!真夏でも生ゴミが臭わないようにする方法
暑い日が続いてくると、気になるのが生ゴミの臭いです。 いくら気を付けてもどうしても
-
-
【子供編】葬式に参列できないとき、お悔やみの手紙におすすめの文例は?
お悔やみの手紙は訃報を受けたけれど、 弔問できないときに書くものです。
-
-
パーマを長持ちさせる3つのポイントとは?
髪型を変えるだけで、 女性はかなりイメージが変わります。 イメージチェンジのため
-
-
吊るす収納は実はこれもできちゃう!100均で試せるおすすめアイディアをご紹介part2
物が多くて掃除がしにくい!整理整頓が苦手・・・ という方におすすめなのが吊るす収納方法です。
-
-
傘が壊れたらリメイクをして別のアイテムに大変身させよう!part1
傘に穴が開いたり骨が折れると捨てる方が多いですが、 実はリメイクすると他のアイテムに変身させる
-
-
材料費いらず!保冷剤が簡単に手作り芳香剤に変身!
保冷剤って冷凍庫の中になぜか多く眠っていることはありませんか? 「いつか使うかも…